WEB制作の工程を管理する上で、WBSとファイルリストは便利なツールと言えます。特に計画書に変更が生じた時は、プロジェクトマネージャーがWSBとファイルリストを適切に使用して変更の指示を具体的に出します。例えばスコープに変更が生じた時は、WBSとファイルリストの行を追加するだけで済みます。もちろんページの増減が生じたことについては、クライアントに報告すべきかどうか判断しなければなりません。また担当者が変わったり、組織図が刷新されたりした時も、WBSとファイルリストは役立ちます。これらは引継ぎにも使えるので、新しい担当者と大事な点を共有できますし、管理ツールの中のメンバーの削除・追加・権限変更は容易に行えます。さて、計画の変更と言っても、現場はそう簡単に対応できるものなのでしょうか。プロジェクトマネージャーは決して好き勝手に変更指示を出すわけではありません。リソースが枯渇すればプロジェクト自体が立ち行かなくなりますし、クライアントの顔色も窺わなければなりません。そのような状況下で、無理な変更を強いることはあり得ないのです。ではどのように指示内容を決めているのでしょうか。実は計画段階で、変更に関する基準を既に策定しているケースがほとんどなのです。最大の基準は費用とスケジュール全体に変更が生じてしまうかどうかです。何故なら費用と納期はクライアントの都合に影響を与えてしまうからです。費用が増減したり、工期が延びてしまったりすると、クライアントに頭を下げて丁寧に説明する必要性が生じます。なるべく避けたいケースと言えるでしょう。基準はさらに細かく設けた上で、実際に計画書と齟齬をきたし始めた時点で早急に対応します。マネージャーに迷惑を掛けないためにも、現場の技術者は安請け合いするべきではありません。