WEB制作は長年携わっていると、計画書通りに進められない雰囲気を初期の工程で感じ取れるようになります。ベテランであれば、例えばサイトのページ数に変更が生じると判断した時、特定の工程に掛かる時間、人材の交代、費用の変動等を調べ上げ、影響を与えてしまう範囲を確定する作業に心血を注ぎます。またそもそも計画書を渡された時点で、無理そうだと判断してそのまま請け負わないこともあるでしょう。無理に請け負って失敗するよりは、よほど堅実な選択だと言えます。マネージャーがWBSやファイルリストを頻繁に使用して臨むのは、スケジュール調整が大半です。工程が複雑であればあるほど、スケジュール調整は難儀な仕事となります。当然ですが、最初に把握すべきなのは現在位置です。計画書とのズレが確認されればその原因を探った上で、適切に対処します。どうしてもスケジュールを変更せざるを得ない場合は、変更のためのマネジメントを組み上げます。マネージャーは現場の技術者の声を聞くのも仕事です。技術者にしか分からないことは沢山ありますが、特に重要なのは「実行しながら分かること」です。計画段階で推測できることなど限られていますから、どうしても現場で認識できることに頼らざるを得ません。よく見られるのは、思いの外時間が掛かったという失敗例です。これは決して技術者の腕が悪いわけではありません。もちろんスキルが余りにも低いとそう言えるのかもしれませんが、クライアントのビジョンがぼやけている時によく起こるとされます。また見積もり担当者が計算を誤ることもありますから、コミュニケーションは絶やさないようにすることが大切です。